その２

たしか去年の話。猛暑の影響で野菜の価格がものすご〜く高くなった。高いだけではなく物が無かった。
ウチの工場も単一の野菜を週10トンとか使用するので手配に苦労しました。商社を通じて、日本中(←かな〜り大げさ)から、より安いものを買い集めました。安くないと利益出ないからねっ。(原料の価格が上がっても販売価格は上げられない)
昨日は名古屋から1.5トン、今日は群馬と茨城から1トンづつ、明日は明日にならないとわからない…みたいな感じで綱渡りで市場から購入しました。
でも…というかやはり、その購入も単価がさらにさらに上がって無理になりました。無理といっても注文があるのに出荷しない訳にはいきません。
そして…社長判断で中国産を購入しだしました。安く、安定的に量を仕入れる事ができるからです。
そして中国産の製品を製造出荷し、その結果注文が減りはじめました。1週間後には4割強の注文がなくなりました(T_T)
最終的に中国産は10日ほどで購入を中止し、高い国産のかき集めを再開しました。仕事をすればするだけ赤字赤字ですが仕方ありません。
利益の為に産地を中国産と表記せず、適当に群馬産にでもすれば良かったのかもしれません。が、出来ませんでした。というかしませんでした。
注文は、少しだけ時間がかかりましたがなんとか回復しました。